3月に卒業する生徒たちより

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3月に卒業する生徒たちより

 先日(2月5日)、本校の一般入試も終わり(※普通科Ⅱコースは、1月16日の推薦入試のみです)、今年度の入試も終わりました。4月から入学する生徒たちとの新たな出会いが待ち遠しく感じられます。

 さて本校は今治市内にありますが、愛媛県内の中予地方(松山方面)から四国中央市(川之江)までと、かなり幅広い地域から生徒たちが通学しています。普通科Ⅱコースの生徒の中にも、一時間以上の通学時間のかかる生徒もおります。

 少し前の授業内でⅡコースの一年生に下記の内容の質問をしました。

  「通学、通学時間がしんどい、不安だと感じるか」

  「学習、授業がしんどい、不安だと感じるか」

  「授業時間数が一学期より増えてしんどいと感じるか」

 (※2月の時点で、9時20分から5時間の授業を受けます)」

 結果、大半の生徒が「それほどでもない、大丈夫」という回答でした。約1年間の学校生活を通して、だいぶ慣れてきたのではないかと思います。もちろん、まだ「少し不安」と答える生徒もおりますが、それでも登校を重ねるなかで、表情は柔らかくなり、いろいろな場面で笑顔が見られるようになっています。

 毎年ですが、やはり一年近く経ったころには、全体的に生徒たちにも少しだけ余裕がみられます。進学をきっかけに頑張って登校しようとする生徒が毎年入学してきますが、ほとんどの生徒が最初の数か月は不安でしんどそうです。

 だからこそ、四月から普通科Ⅱコースに入学する中学生の皆さんはもちろんですが、保護者の皆様、結果をあせる必要はありません。子供たちの急激な変化(成長)を期待しすぎないでください。慣れるまでは、どうしても時間はかかります。あせることなく、生徒たちの挑戦を見守ってください。それぞれのペースで少しずつ成長していきます。我々教員も、生徒たちの「頑張れた」「できた」の数を増やせるように見守ります。

 

 最後に、今年卒業する生徒たちには、四月に入学する生徒たちに向けてのメッセージを書いてもらいました。今回、二人のメッセージを紹介します。

 『新入生の皆さん、入学おめでとうございます。高校生活に対していろいろな感情を抱いていることでしょう。なかには不安しかないと思っている方もいるかもしれません。ですが、安心して入学してください。中学校で一度も授業を受けることが無かった僕でも、楽しく高校生活を送ることができたので大丈夫です。それでも不安だと思っている方は、先生を頼りましょう。必ず助けになるはずです。他にも、分からないことは分からないままにしないようにしましょう。

 楽しい高校生活が送れるよう願っています。  平成28年度今治市立近見中学校卒業生

 

私は中学生の間、ほとんど学校に通えていません。

 ここなら他の学校とは違って、初めのうちは登校時間もゆっくりで、無理なく通えるのかもと思い入学しました。初めは友達ができるか、授業についていけるか、毎日通えるかなど、不安に思うこともありました。でも大丈夫。友達も授業も自分のペースでやっていけばできました。同じクラスの子も中学生の頃は同じような思いで過ごしている子たちだからこそ、どこかで分かりあうことができ、仲良くなれます。入学してすぐは慣れないことがたくさんあって、疲れを感じるかもしれないけど、自分の中で頑張ろう、乗り越えようとって思っていれば、なんとでもなります。疲れたら休めばいいと思う。でも、その後のひとふんばりが大事だなと思います。1年生の間はみんな頑張ってください。何かあったとしても先生やクラスの子たちが絶対に手を差し伸べてくれます。

 まずは一つずつ、少しずつマイペースにやってみてください。きっと楽しい高校生活が送れるはずです。最後に、私はⅡコースを選んでよかったです。

 新入生のみなさんが、すてきな学校生活を送れるように、応援しています。がんばれ!! 平成28年度今治市立大西中学校卒業生

 3月に卒業する三年生から、新入生へのメッセージはクラス等に掲示します。入学した際に、是非ご覧ください。