先生・生徒の声

生徒の声(普通科Ⅱコース)

村越 美来(今治東中等)

村越 美来(今治東中等)

Ⅱコースでは特別なカリキュラムが組まれているので、自分のペースで学校生活に慣れることができる!ということが一番の決め手でした。
私も中学校時代不登校だったので、入学後に徐々に慣れていこうと思い、一年生では欠席を減らすことを意識し、二年生では遅刻を減らそうと頑張りました。自分に合った目標をたて、少しずつ達成していくことで自信がつき、過去の自分より前向きになれたと思います。また、学校生活が辛いと感じたときは、高校卒業という同じ目標を持ったクラスメイトと励まし合って頑張ることができたのも、今思えば大きかったです。この二年間を乗り越えたことで、自分を変えることができる、頑張れば結果を出すことできるという自信に繋がりました。
それは進路選択についても同様で、頑張ることを学べたおかげで、中学時代では無理だと思っていた進学という道を考えるようになりました。進路についても先生がしっかり支えてくださるので、これからも周りの方々に支えて頂きながら、今まで以上に勉学に励み、将来の夢に向かって頑張りたいと思います。


魚崎 勇貴(鴨川中)

魚崎 勇貴(鴨川中)

学校へ行きたくない。なぜ行かなければいけないのか。小・中学校の頃は、そんなことばかり考えていました。それでも学校へ行かなければと思うのに、体がついてこない。毎日その繰り返しで、このままではいけないという焦りがプレッシャーとなり、悪循環でした。
しかし、こんな僕でも高校進学が叶い、同じような境遇のクラスメイトと出会ったことで行きづらさが緩和され、今まで感じられなかった自分の居場所が学校にあると思えるようになりました。
「人は環境によって変われるんだな。」そう気付いた今は学校が苦ではなく、「自分もやればできるんだな。」と思うことが増えました。自分に自信を持てるようになったことで目標もできました。
僕にとって高校生活は、最初の人生の分岐点です。周囲から出遅れた分、追いつき、追い越せるように成長したいと思います。


先生の声(普通科Ⅱコース)

大田 竜一教諭

大田竜一(普通科Ⅱ教員)

関東のまだまだ田舎だった町で育った私は、鬱蒼とした竹やぶを抜け、田んぼを横目に進む道を歩いて小学校へ通っていました。そこは日々変化にあふれていて、大好きなアニメ映画のポスターが一夜にして竹藪の中に見えなくなったり、昨日は咲いていなかった花が一斉にあぜ道を色付けたりするのを目の当たりにしていました。そうして、その変化の一つ一つに気がつくことで、自分の生きる世界が少しずつ広がっていくような気がしたものです。
今、子供たちが生きる社会は、何かとせわしなく、私が子供だった頃と比べると、こういった変化に気がつくだけの余裕がないように感じられます。昨日と今日に違いはなく、ただ連綿と「今」が続いていくような感覚では、毎日が面白く感じられないのも仕方がないように思います。ですから、私は、日々の変化に一つでも多く気がついてもらえるよう、自分が見つけた変化などを、授業を通してできるだけ生徒に話すようにしています。そうやって、日々の変化に気がつき、昨日と違う今日を知り、今日と違う明日を思う生徒になって欲しいと考えています。