2023年3月1日

普通科Ⅱコースの3年生27名が、この今治精華高等学校を巣立っていきました。卒業した教室に入ると、今でも生徒たちの声が聞こえてきそうで、入学した日が昨日のように感じます。

この3年間は卒業生にとって、コロナウイルスに翻弄された高校生活だったと思います。入学した2020年はこれから高校生活を頑張ろうとするときに、全国一斉休校となり、その後も少しの間は分散登校となりました。この期間、生徒たちは不安に感じたと思います。しかし、不安に感じることなく、ゆっくりと学校生活を始めることができ、前向きに学校生活を送るきっかけの１つになりました。

1年生では、毎日学校に登校することを目標にする生徒もいれば、少しずつ学校に通い始めることを目標にする生徒もいます。共に学校生活を過ごしてきたクラスメイトではありますが、１人１人の目標はそれぞれ異なっていました。それでもそれぞれの目標を達成するたびに、担任としてその喜びを一緒に分かち合ってきました。

2年、3年と学年が上がるにつれて、できるようになったこともあれば、不安を感じて自信をなくしてしまったこともありました。ですが、どの生徒も進級や卒業を目指して前向きな気持ちで頑張ろうとする姿を見ると、１つ１つ乗り越えてきていると感じました。

　高校3年間、生徒たちと共に笑い、一緒になって楽しく過ごし、時にはきつく指導することもありました。ですが、私自身3年間、このクラスの担任で本当に良かったと思います。保護者の皆様方におかれましては、3年間生徒たちを見守り続けてくださり、また支えてくださり、本当にありがとうございました。

　高校生活を迎える中学校3年生の皆さん。高校生活が楽しみでもあり、不安でもあると思います。3年前、卒業生27名もきっと同じ気持ちだったと思います。小さな目標を１つずつ立てて、高校生活3年間を過ごして良かったと思えるようになって欲しいです。

　保護者の皆様も今不安に感じていることもあると思いますが、一緒になってお子様を支えていきましょう。

4月に皆さんとお会いできる日を楽しみにしています。

 

3年普通科Ⅱコース担任