10/30 文化祭を行いました

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10/30 文化祭を行いました

 本日、文化祭を行いました。例年は、精華祭として一般公開をしておりますが、今年度は新型コロナウイルス感染予防対策として中止しました。今年度は、人権作品発表会のあと、校内展示作品の鑑賞、お化け屋敷体験のみの発表となりました。人権作品は夏休みの課題として、生徒たちが人権作文・人権絵葉書・人権メッセージを取り組み、校内選考の上、優秀作品を全校生徒の前で発表しました。普通科Ⅱコースの生徒たちも、人権問題に対して真剣に考えて、すばらしい作品を発表しました。下記に、普通科Ⅱコースの生徒の作品をご紹介させていただきます。

 

  3年生 男子(人権絵葉書)

 「 ALL  LIFE  IS  EQUAL. 」意味は「すべての命は、みな平等である。」

 現在、世界中で起こる黒人差別への反対運動の報道を受け、今まで気にしなくても良かったこと、見えていなかったこと、目を背けていたことが、いきなり我々の目の前に突きつけられました。それによって動揺している人や、人種差別の話をしたり、されたりするのが気まずいと感じる人もいると思います。しかし、このように、自身の心地や心情を優先できるのも、人種差別を日常的に受けていない人の特権だと思います。今まさに人種差別の渦中にある人はそれができません。日本でも海外でも、差別というものは、個人の判断だけで生まれるのではなく、社会全体の仕組みがそれを許容してしまっていることで起きているのが現実です。この事実を自覚して、影響を受けずに既存の仕組みや、当たり前を変えるため、差別問題を無くすためには、まず私たち一人ひとりが問題の背景や状況に関する知識を得ることが大切だと思います。

 

 3年生 女子(人権絵葉書)

 この絵葉書は、新型コロナウイルスが流行する前に学生たちが楽しげに会話している姿を描写しました。新型コロナウイルスに感染することっが懸念されている今、マスク着用がもはや義務化されています。しかし、コロナが流行する前はマスクを着用せず、近距離で会話をすることは普通でした。今では世間的に、感染のリスクが高まるとして好ましくないとされています。コロナの影響で、今までは当たり前だったことがいとも簡単にイレギュラーとなってしまいました。私はコロナ禍の中で改めて今を大切にしなければいけない、と実感しました。コロナに限らず、いつ自分や家族、友人の身に何が起こるか分かりません。もし何かあったときに後悔しないためにも、今やりたいと思ったことをやって、家族や友人と楽しく日々を過ごして、今を精一杯生きて欲しい、という思いをこの絵葉書に込めました。

 

 

 人権メッセージ

 笑わないで、好きなものは人それぞれ(1年生女子)

 好きで病気になった訳じゃないのに どうして皆で一人責め苦しめるの (1年生女子)

 私なんてじゃなくて明るく生きよう。一歩踏み出してみよう。(1年生女子)

 世界中のみんなが、それぞれの違いを認め合って仲良くできたらいいのにね。(1年生女子)

 どんなに好きになれなくても、「否定」しないだけで笑顔は増える。(1年生男子)

 誰も悪くないのに決めつけるのはよくない。まずは、寄り添い考えてみよう。(2年生女子)

 いじめる方はいつだって冗談でも いじめられる方はいつだって本気 (3年生男子)

 「もっと辛い人はいる」そんなこと言わないで。あなたがつらいなら、声を出して(3年生男子)